セサミンとビタミンEの相乗効果

セサミンとビタミンEといえば抗酸化作用が高く、デトックス効果やアンチエイジングなどが期待される成分です。
抗酸化力が高い成分というと、他にもポリフェノールやビタミンCなどいろいろ挙げられますが大抵が水溶性です。
セサミンは脂溶性なので、肝臓でよく働くという利点があります。

肝臓はたんぱく質の元であるアミノ酸を作ったり、糖質脂質を燃焼させてエネルギーを生成したり、アルコールをはじめとして体内の有害物質を分解したり、さまざまな働きをしており、活性酸素もたくさん発生します。
セサミンはこの身体に悪影響を及ぼす活性酸素を減らす作用をサポートする貴重な成分です。

ビタミンEも脂溶性で肝臓にも存在します。
ところがビタミンEは肝臓のみでなく、血管や細胞膜などの部位で全身に存在します。
血管や細胞膜で活性酸素を減らし、健康に保つ作用があります。
ですからセサミンとビタミンEでは抗酸化作用を発揮する部位が肝臓なのか、血管や細胞膜かで異なるのです。
ビタミンEは血管や細胞膜を健全にすることでセサミンが肝臓まで届く手助けとなり、セサミンは、肝臓で発生した活性酸素を還元してデトックスしてビタミンEを全身に行き渡らせる手助けとなります。

このように、お互いの機能をサポートする関係のセサミンとビタミンEだからこそ、どちらか一方ではなく両方摂取したいですね。
それにはセサミンもビタミンEも多く含むゴマは理想的な食材といえるでしょう。

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